終末アコースティック・チップチューンについて
曲ができた要因を自分なりにまとめるという趣旨の記事
◆きっかけ
終末感、頽廃的、荒廃的を含んだ要素に目を惹かれる質がある。
この前「少女終末旅行」というマンガを読んで、「あ~終末やな~。」
とか思っていたらとある曲を聞いた時のような感覚に陥った。
OASISの「Gas Panic!」
喪失感、SF感、スケール感、スチームパンク感(私だけ?)にうつつを抜かされた覚えがある。
こういった感情って大方ノスタルジックって言葉に変換さててしまいがちですけどね。
まあこんな感じで偶然にも出会ってしまった2つの創作に示唆されつつ曲を作り始めたのでした。
◆曲作り
コード進行みたいなのはストックとして存在はしていた。(Gas panic!を聞いてた時に作ったそれっぽいよういな似た感じの進行)
アコギで4弦Cドロップチューニングで1カポで作った。(Gas panic!も1かぽ)
で暇な時間のアイデア出しのメモがこちら。
当初はサビでフューチャーベースにするという構想があったけれどなんか流れた。
金属音は適当なフリーの拾ってきたやつを加工した。欲を言えばもう少し重金属のような音が良かった。
でギターの音なんですけど、音質の悪いモコっとした音を目指したつもり。Haruka NakamuraのArneみたいな。
録音した音を、Lo-Fiフィルターにかけてクリーンな音を右に微量にふる。ノイズまみれでもちょっとあれでしたので。
途中間奏とサビにあるフレーズは逆回転させて作った。Magical8bitPluginだしアタック下げたら似たような音はできるけど、何気なしに試してみたら中々良かったので採用した。
ピアノのパートはアルペジオ作りに結構苦戦した。どうやったら終末感出るかなーとか言ってたらアタック感のないふわふわしたもので落ち着いた。
アウトロは徐々にピッチを下げていって意識が空から地に落ちてく感じをイメージした。最後のノイズの演出も然り。
◆総評
結果的に、
「何千年後かの文明が滅んだ地球に異星人の宇宙船的なものが偶然難破してきて、ここはいったい…的な序章で物語が始まるよ」な曲になりました。
チップチューンを作るのは初めてだったがなんとか形にはなってくれてよかったと、 胸をなでおろす所存でございます。
終い。